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2012年09月20日

【書評】『世界一ずる賢い価格戦略』(ダン・S・ケネディー/ジェイソン・マーズ著 ダイレクト出版)

『儲けの9割は「値決め」で決まる!』(西田順生・著 中経出版)を読んで、もう少し価格の決め方について踏み込んだ本を読みたいと思っていたところ目にしたのがこの本。

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著者は、まず、理論編として価格戦略の誤解やあやまりをあげ、商品の値下げや無料サービスの提供について考察し指摘を加えています。

その上で、正しい(有効な)無料サービスの使い方、戦略的な値下げの方法などを様々な例をあげながら解説していきます。

さらに、値上げの是非の判断とその方法にも触れています。

結論としては、価値のある高品質な商品・サービスを提供するならば、質の良い客は高価な価格でも受け入れるので、価格競争で疲弊する必要はないというもの。

そのためには、販売の戦略が必要であり、顧客に購入させるための環境も含めて整えていく必要を説いています。

さらに、実践編、サンプル編と続き、具体的かつ実践的な価格戦略が述べられています。

自ら物販を手がける著者の、細かな解説が非常に参考になります。

また、2人の著者以外にもchapterごとに豊富な経験をもつ人物が解説をしていて納得させられる点も多いです。

著者も本書の中で指摘していますが、私たちのまわりには(頼んでもいないのに)何パーセント引き、今なら無料、クーポン券が使えるなど値引き合戦があふれています。

ただそれが消費者にとって必要なものなのか、消費者が求めているものなのかと、あらためて考えさせられます。

たしかに安いのはありがたいことですが、消費者としてそれだけのためにコマーシャル戦略にのせられ続けていることに疑問を感じます。

私たち消費者は、たとえ多少値が張っても、価値のある高品質な商品・サービスを本来求めているのではないか。

逆に、消費者に向けて高品質、高価格のサービスを提供していく戦略が、ビジネスモデルとしていかに可能性があるかという点についても気づかされました。

さすがマーケティング大国の米国だけあって大胆な指摘も多く、日本人にはここまで書けないだろうなという内容ですが、思わず引き込まれる面白い本だと思います。

※一般書店では販売されていませんのでご注意ください。(下記から購入可能)

『世界一ずる賢い価格戦略』
(ダン・S・ケネディー/ジェイソン・マーズ著
ダイレクト出版



posted by Ken at 15:31 | Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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