
「音痴」を「まねできないアレンジ」に置き換えるなど、短所を長所に言い換えることのできる辞典で、初版の1万部の在庫もわずか。好評のようです。
著者は、札幌市の女子大生2人。
もともと、この『ネガポ辞典』は、iOSアプリとして14万回ダウンロードされた人気アプリです。
著者らが高校3年生のときに、「高校生の視点で、社会や暮らしのなかから問題・課題を見つけ、その解決方法を分かりやすく提案する」というテーマのもと開催された、デジセンという大会に出場。
携帯アプリとして開発した『ネガポ辞典』が入賞し、提案したものが形となったもの。
このデジセンは、放送作家の小山薫堂氏などが審査員を務めた大会で、小山氏は特にこのアプリを評価し、サポートしてきたようです。
高校生のときに、著者らが通う学校の名前で、AppStoreでの配信を模索しますが、教育機関は配信ができないという決まりがあり断念。
その後、大学生になった著者らは、北海道アルバイト情報社の事業で、サポートを受けられる可能性を知り、プレゼンを行った結果、配信にいたったという経緯があるそうです。
アプリさながら、ネガティブな状況を、あきらめない努力でポジティブに変換しました。

スマホアプリを開発したい、あるいは配信に興味があるといった方には、参考になる事例ですね。
詳しい経緯は、下記「アルキタnavi アルキタx学生 Support Project」をご参照ください。
さて、今回の書籍化にあたって、約300語を追加してパワーアップしています。
いじめや不登校の問題への関心から、「自分に自信がもてないこと」をいかに克服するかという視点のもと開発されたのが『ネガポ辞典』です。
いじめ、不登校の問題は解決へ向かうどころか、深刻化する一方。子どもだけでなく、大人も、社会の閉塞感から自分に対する自信を失いがちです。
この書籍が多くの人に受け入れられているのも、こうした背景があるからかもしれません。
下記の映像は、著者らが高校生の時に出場した大会での提案の様子です。
明るく力強いプレゼンがほほえましくもあり、力と勇気をもらえる気がします。
書店で見かけたら、ぜひ手にとってパラパラとめくってみてください。
きっと幸せな気分になることでしょう。
主婦の友社 『ネガポ辞典』
https://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail/978-4-07-285362-7
→ Amazonでネガポ辞典―ネガティブな言葉をポジティブに変換
→ 楽天でネガポ辞典―ネガティブな言葉をポジティブに変換を見る
→ Yahoo!ショッピングでネガポ辞典―ネガティブな言葉をポジティブに変換
→ iTunes Storeでネガポ辞典

ネガポ辞典 ホームページ
http://d-life.p1.bindsite.jp/negapo/index.html
ネガポ辞典 Facebookサポートサイト
http://www.facebook.com/Negapo
株式会社北海道アルバイト情報社 プレスリリース
http://www.haj.co.jp/official/pressrelease.pdf
デザセン 入賞提案
http://www.tuad.ac.jp/hidechamp/works/2010/w003.html
アルキタnavi アルキタx学生 Support Project
http://www.arukita.com/pc/supportPJ/01.html